第3章 1-6. PRシリンダー概要
特長

2WAYロータリータンブラー方式のハイセキュリティシリンダー
タンブラーは、キーとの接触面が異なるメインタンブラーと サイドタンブラーの2WAY構造です。 理論鍵違いは1,000億通りとなります。膨大な理論鍵違い数
タンブラーは11列11枚でメインタンブラーは4段変化、 サイドタンブラーは2段変化となります。 そのため理論鍵違い数は1,000億通りという膨大な数になります。高い耐久性能
U9シリンダーと同様に、耐摩耗性・耐埃性等の高い耐久性能を誇ります。優れた防犯性
すべてのタンブラーが同時に揃わないと回転しないロッキングバーと 複雑な形状のアンチピッキングタンブラーを採用。 ピッキングは非常に困難です。
ドリル攻撃にも対処
シリンダー内に複数の高硬度部品を使用しているため、ドリル攻撃にも高い抵抗力があります。耐かぎ穴壊し性能に3グレード
錠前の種類によりG1~G3の3グレードあります。スクエアタイプもご用意
プッシュプル玄関錠POMシリーズの角形台座やプレートと意匠をあわせた、 スクエアタイプのPRシリンダー【SQ(スクエア)シリンダー】もご用意しています。
不正なキー複製をシステム的に防止
オーナー以外のキー複製をシステム的に防止できる〈セキュリティ認証IDシステム〉もオプションでご用意しています。可能キーシステム
- ●マスターキーシステム
- ●グランドマスターキーシステム
- ●マルチマスターキーシステム
- ●逆マスターキーシステム
- ●同一キーシステム
- ●コンストラクションキーシステム
- ●ダブルコンストラクションキーシステム

原理
1.キーを抜き取った状態では図ー1に示すように、ロッキングバーがスプリングによって
外筒の溝に押しつけられています。
また、タンブラーは、タンブラーバネによって押されています。この状態で内筒を回転させようとしても、
(タンブラーの切欠がロッキングバー上方にないため)タンブラーに阻まれて、
ロッキングバーは上方へ上がることができず、
内筒を回転させることができません。
2.合カギを差し込むと、タンブラーはキーの刻みによって押され、 切欠がロッキングバーの上方にくるまで回転・整列します。 この状態で内筒を回転させようとすると、溝とロッキングバーとのテーパーによって、 スプリングに抗してロッキングバーが上方に押し上げられ、 内筒を回転させることができます。
2.合カギを差し込むと、タンブラーはキーの刻みによって押され、 切欠がロッキングバーの上方にくるまで回転・整列します。 この状態で内筒を回転させようとすると、溝とロッキングバーとのテーパーによって、 スプリングに抗してロッキングバーが上方に押し上げられ、 内筒を回転させることができます。

ダブルコンストラクションキーシステム (D.C.N.K.)
最終のユーザーが合カギを使用する事により、工事中使用していた工事用キー(コンストラクションキー)を
使用できなくする便利・安全機能が組み込めます。また、マンションデベロッパーの管理の利便性を考えた、
工事中/入居前の2段階のコンストラクション装置も可能です。
各コンストラクションキーは、工事全体で3本付きます。
注)PRシリンダーのマスターキー装置付きの場合は、 ダブルコンストラクションキーシステムはできませんのでご注意ください。
注)PRシリンダーのマスターキー装置付きの場合は、 ダブルコンストラクションキーシステムはできませんのでご注意ください。

セキュリティ認証IDシステム

■セキュリティを向上させる新システム<セキュリティ認証IDシステム>をご用意しました。 キーの複製には、入居時にオーナーにお渡しするセキュリティカードのセキュリティ認証ID番号と、 ご使用の鍵番号の2つを提示して頂きます。この2つの照合確認が取れた場合のみ、 ご注文を受付するシステムですので、鍵番号のみでの不正な複製を防止できます。
■オプションとしてご用意しています。
(注1) セキュリティ認証IDシステムはオプション設定となります。 設定をご希望される場合は、キープラン登録の際にご指示ください。
(注2) セキュリティ認証IDシステムをご採用の場合は、 コンストラクションキーシステムの運用が必須となりますのでご注意ください。
(注3) シリンダーをご発注の際は、キー本数の誤りがないようにご注意ください。