第3章 1-5. U9シリンダー概要
特長

大規模なキープランが可能
タンブラーは9列9枚で4段変化のものを使用していますのでカギ違いの数は、 150,994,944通りにもなり、各種キープランに対応可能です。 ますます複雑、大規模になって行く、建物のキープランも、余裕をもって対応できます。優れた耐久性
タンブラーはリン青銅製ですので、耐摩耗性に優れ、シリンダー寿命がさらに向上しました。優れた防犯性
安全性に優れたロータリータンブラーに加え、タンブラーが9枚、キーの切り込み深さが 4段変化となり、耐ピッキング性能は、一段と向上しています。耐かぎ穴壊し性能に3グレード
錠前の種類によりG1~G3の3グレードあります。可能キーシステム
- ●マスターキーシステム
- ●グランドマスターキーシステム
- ●グレートグランドマスターキーシステム
- ●マルチマスターキーシステム
- ●逆マスターキーシステム
- ●同一キーシステム
- ●コンストラクションキーシステム
- ●ディスプレイキー、エマージェンシーキーシステム
原理
1.キーを抜きとった状態では図ー1に示すように、ロッキングバーがスプリングによって
外筒の溝に押しつけられています。また、タンブラーはタンブラーバネによって矢印の方向へ
押されています。この状態で内筒を回転させようとしても、(タンブラーの切欠がロッキングバーの
上方にないため)タンブラーに阻まれて、ロッキングバーは上方へ上がることができず、
内筒を回転させることができません。
2.標準の子カギ(合カギ)を差し込むと、タンブラーはキーのきざみによって押され、 切欠がロッキングバーの上方にく るまで回転、整列します。この状態で内筒を回転させようとすると、 溝とロッキングバーとのテーパーによって、スプリングに抗してロッキングバーが上方に押し上げられ、 内筒を回転させることができます。
2.標準の子カギ(合カギ)を差し込むと、タンブラーはキーのきざみによって押され、 切欠がロッキングバーの上方にく るまで回転、整列します。この状態で内筒を回転させようとすると、 溝とロッキングバーとのテーパーによって、スプリングに抗してロッキングバーが上方に押し上げられ、 内筒を回転させることができます。
