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第1章 5-1.シリンダーのメンテナンス方法とキー操作の不具合

キーの挿入がスムーズにいかない、キーの回転が重い、そんな症状があったら要注意。最悪の場合、キーが抜けなくなることもあります。
鍵の回りが悪いなと感じたら、まずはメンテナンスをしてみましょう。


【鍵のメンテナンス方法】

1.キーの溝や刻みにゴミが付着していることがあるので、歯ブラシ等で掃除してください。鍵穴にはパソコンのキーボードのゴミを飛ばすエアーダストで軽く吹きかけてゴミを飛ばしましょう。

2.鉛筆の芯をキーの刻み部分に塗り、シリンダーに数回抜き差しをしてみましょう。鉛筆の芯に含まれている黒鉛が鍵穴の滑りをよくしてくれます。終わった後、鍵に塗った黒鉛はふき取ってください。

3.鍵穴専用の潤滑剤を塗布します。※潤滑剤の使用方法は製品の仕様書に従ってください。



上記メンテナンスを施しても動作が改善されない場合は深刻なトラブルを抱えている可能性があります。キー操作が重い場合には下記の原因が考えられますので細かな調査が必要になります。



【キーの操作が重くなる原因】

・キーが曲がっている

キーが曲がっていると挿入が重くなったり、挿したキーが抜けなくなったりします。曲がっているキーの使用は控え、スペアキーを手配するか、シリンダーを交換しましょう。

・シリンダーの内部に異物が混入している

小枝や針金などの異物がシリンダーに入ると純正キーは挿入できません。奥まで入りこんでいるようであれば無茶せず専門業者に依頼することをおすすめします。

・シリンダーの内部にチリや埃などの細かい汚れが蓄積している

長年蓄積された汚れが内部部品の動作を邪魔しています。程度が重いと鉛筆の芯などによるセルフメンテナンスは効果は薄いかもしれません。分解洗浄というクリーニングを施してくれる鍵屋さんがあるので依頼してみると良いかもしれません。 長年使用しているのであれば交換するのがベストだと思います。


・シリンダーの内部部品が摩耗などにより故障している

シリンダーは細かなパーツの組み合わせでできている製品なので故障したパーツを修復するのは困難です。交換するのが最善の対応かと思います。

・ロックケースの内部の潤滑剤が劣化、汚れが蓄積している

シリンダーと連動しデッドボルトを動かす部品なのでシリンダー以外に機械的な不具合があるとすればロックケースを疑う必要があります。もともと注入されているグリースなどの潤滑剤の劣化や汚れの付着により内部動作に不具合が起きる可能性があります。業者によってはクリーニングなどのメンテナンスを施してくれる業者はいますが長年使用したのであれば交換するのがベストです。

・ロックケースが故障している

ロックケース内部の細かなパーツが摩耗していたり、スプリングが劣化していると動作に不具合が起きます。長年使用したのであれば、シリンダー同様交換するのがベストです。

・ロックケースやハンドルなどの部品の取付に不具合が起きている。

ビスの脱落などにより錠前が正しく設置されていない状況の場合、錠前は正しく動作しません。取付部品にぐらつきはないか確認してみましょう。

・扉の建付に不具合が起きている

扉の回転軸にある丁番が経年で擦り減ったり、地震や激しい開閉運動によってビスが緩んでくると扉は傾きます。錠前は扉と扉枠を通すデッドロックによって施錠されるので扉が傾くとデッドロックが正常にストライクに収まらなくなることもあります。デッドロックが収まったとしてもストライクに干渉してしまうと側圧がかかり最終的にキー操作に影響を及ぼす可能性もあります。専門業者に見てもらい、調整してもらう方法を選択するのがベストかと思います。

絶対にダメ!!

非常時以外はシリンダーの調子が悪いからといって鍵穴に市販の合成潤滑剤などを入れないでください。 揮発しないタイプや粘度のある潤滑剤はシリンダー内部に残存し、汚れを固着させます。 入れた瞬間は動作がスムーズになることはありますが長期的には必ず劣化します。
また、無理に鍵を回すと鍵が折れ、折れた先が鍵穴にとどまって抜けなくなる可能性もありますので、力づくでの鍵の操作も避けてください。


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